物販の確定申告が必要になる基準
給与所得者で物販の年間所得(売上−経費)が20万円を超えた場合、確定申告が必要です。専業の場合は所得48万円超で申告義務が発生。申告漏れは追徴課税(本税の15〜20%)のリスクがあるため、初年度からしっかり記帳しましょう。
売上と所得の違い
売上100万円でも経費が85万円なら所得は15万円です。給与所得者なら20万円以下のため申告不要。ただし住民税の申告は必要なので、市区町村への届出は忘れずに行いましょう。
経費として計上できる項目一覧
仕入れ・販売に関わる経費
- 商品仕入れ代金(売上原価として計上)
- Amazon販売手数料・FBA手数料
- 梱包材費(ダンボール・テープ・緩衝材)
- 送料(FBA納品送料・自己発送送料)
- ツール利用料(Keepa・プライスター等)
その他の経費
- 交通費(仕入れ時のガソリン代・電車賃)
- 通信費(スマホ・WiFi料金の按分)
- 家賃・光熱費(事業使用割合で按分)
- 書籍・セミナー費用
- 消耗品費(バーコードリーダー・プリンター等)
青色申告で最大65万円控除を受ける方法
開業届と青色申告承認申請書の提出
開業から2ヶ月以内(1月1日〜1月15日開業は3月15日まで)に税務署へ提出。e-Taxで電子申告すれば65万円控除、紙提出は55万円控除となります。freeeやマネーフォワードで電子申告に対応しましょう。
複式簿記の記帳方法
65万円控除には複式簿記での記帳が条件。クラウド会計ソフトを使えば、銀行口座・クレジットカードの明細を自動取得し、仕訳を半自動で作成できます。freee(月額1,180円〜)が物販との相性が最も良いです。
物販特有の会計処理の注意点
棚卸資産(期末在庫)の計上
12月31日時点で未販売の在庫は「棚卸資産」として資産計上します。仕入れた年の経費にはならず、販売した年の売上原価として計上されます。在庫を多く抱えていると、税金が増える仕組みです。
ポイント仕入れの処理
楽天ポイントで仕入れた場合、ポイント分は「雑収入」として計上し、仕入れ値は現金支払い分+ポイント分の合計で記帳します。ポイント分を経費から除外すると過少申告になるため注意が必要です。
おすすめの会計ソフト3選
- freee(月額1,180円〜):スマホアプリが充実、レシート撮影で自動仕訳
- マネーフォワード確定申告(月額800円〜):銀行連携が豊富、コスパ重視
- やよいの青色申告オンライン(年額8,800円〜):サポートが手厚い、初心者向け
まとめ:初月から記帳を始めて確定申告に備えよう
物販の確定申告は初月からの記帳習慣が最重要です。freeeかマネーフォワードに銀行口座を連携し、週1回10分の仕訳チェックを習慣化すれば、確定申告時に慌てることはありません。
